【実録】義実家同居で借金地獄｜主婦の4年間

この記事では、「家賃ゼロの同居」が招いた金銭的地獄と精神的崩壊をリアルに描きます。
登場するのは、夫・子ども2人とともに義実家に同居した30代主婦の綾子さん（仮名）。
「無料の住まい」に潜んでいた“見えない代償”とは何だったのか？

綾子さん（仮名・当時32歳）は、ご主人の転職により家計が苦しくなったことをきっかけに、義母の勧めで義実家に同居することになりました。

「最初は“家賃が浮くし助かるよね”って、お義母さんに言われて…。確かに当時、家賃8万円は重かったので、甘えてしまったんです。」

この選択が、後の“破滅”のはじまりだったのです。

同居してすぐ、義母の干渉が始まりました。

「料理をしていると、“そのやり方じゃダメ”“味が濃い”と毎回言われて…。
子どもへの声かけにも口を出してくるし、落ち着ける時間が一切なくなっていきました。」

また、家計についても細かく詮索され、綾子さんが自由にお金を使えない状況に。

「生活費は私が出していたんです。なのに、“お金を出して当然”みたいな態度で…」

見た目上“家賃ゼロ”の生活は、実際には大きなコストがかかっていたのです。

ご主人の月収は約25万円。綾子さんはパートで月8万円ほど。
世帯年収は約400万円台。それなのに、家計の赤字が続きました。

「義母の人付き合いに巻き込まれて、贈答品代や見栄で買わされるものが多くて…。
毎月5万円以上赤字で、貯金もどんどんなくなっていきました。」

見栄のために買った高価な菓子折り、義母の友人に出す昼食代。
さらに、夫はその状況に無関心でした。

「“母さんの機嫌くらい取っておけよ”と、私だけが我慢する日々でした。」

生活費を補うため、綾子さんはついに消費者金融に手を出しました。

「最初は本当に“数万円だけ”のつもりでした。でも、返済と生活費でまた足りなくなって…」

気がつけば、3社から合計150万円を借金。
クレジットカードのリボ払いも増え、利息でさらに追い詰められていきました。

「それでも、“母の日なのに何もないの？”って言われて。
借金してまで花を買った時、自分の感覚が壊れてることに気づきました。」

4年目。綾子さんは限界を迎え、子どもを連れて家を出ました。

「心療内科に通いながら、弁護士さんに相談して任意整理を進めました。
今は市営住宅で、やっと“自分の生活”ができるようになりました。」

借金はまだ返済中ですが、精神的な負担は激減したそうです。

家計アドバイザーのコメント：

「“無料の住まい”には、心理的・文化的な“コスト”がつきまといます。
生活費の分担、家事の線引き、プライベート空間の確保など、事前の取り決めがないと、
結果的に金銭的にも精神的にも大きな負担となるケースが多いです。」

今回の綾子さんのように、同居や節約のつもりが「家計破綻」につながる事例は少なくありません。

節約のつもりが、
✔️ 無意識の支出増
✔️ ストレスによる衝動買い
✔️ 借金で生活補填
という悪循環になることも。

「家計」と「心」は、想像以上につながっています。
今一度、あなたの生活を見直すきっかけにしてください。

【実録】義実家に同居→メンタル崩壊→借金地獄｜30代主婦が語る“地獄の4年間”