【実話】キラキラ投稿の裏側で失ったすべて|ネットワークビジネスに沼った大学生の末路とは?

実話インタビュー記事

「自由な人生を手に入れたい」──そう願った大学生が、SNSで出会った“夢のような世界”に心を奪われ、そしてすべてを失った実話です。

今回のインタビューは、都内私立大学に通うKさん(仮名・22歳)。インスタグラムでのキラキラ投稿の裏で起きていた、ネットワークビジネスの闇を語ってくれました。


■「自由な人生」に憧れて

「SNSで見かけたんです。“時間にもお金にも縛られない生活”っていう投稿。タワマンで優雅に過ごす写真、海外セミナー、ホテルラウンジ…。
“こんな生活、本当にできるのか?”って最初は半信半疑でしたけど、実際にセミナーに参加してみたら…雰囲気に飲まれました。」

Kさんが最初に参加したのは、都内の高層マンションで開催されたネットワークビジネスの“初心者向け説明会”。
周囲には20代の若者が多く、「一緒に夢を叶えよう!」という熱気にあてられ、Kさんも“チーム”に加入。


■キラキラ投稿の裏側

KさんのSNSは、見るからに「成功者」。
ブランド物に囲まれた生活、国内外のリゾート地、ホテルのラウンジ飯──。

「でも、正直ほとんど“演出”でした。クレカで買ったものを“自分のビジネスで手に入れた”って投稿してたし、ホテルも友達とシェアして“自撮りだけ”撮って帰るみたいな(笑)」

肝心の収入は、ほぼ“新規会員の紹介料”だけ。
「商品を使うよりも、人を連れてくる方が稼げる」──その構造に違和感を感じながらも、“上”に行くにはそれしかないと言い聞かせていたと言います。


■ネットワークビジネスの“ヤバい構造”とは?

  • 商品の中身より、「紹介」の連鎖で成り立つ
  • 常に“新しい人”を勧誘し続けないと収入が止まる
  • 精神論・マインド論で「結果が出ないのは努力不足」と洗脳される

Kさんは次第に「このままではまずい」と感じはじめます。


■失ったのは「信頼」だった

「一番キツかったのは、親しい友達を“お金目的”で勧誘してしまったことです。
断られるたびに“あいつはマインドが低い”と切り捨てて、どんどん孤立していきました。」

紹介リストに載っていたのは、バイト先の後輩、大学の同級生、SNSで知り合った人たち。
「今思えば、全員“仲間”じゃなくて、“道具”にしてましたね…」


■崩壊のきっかけ

数ヶ月後、Kさんの“勧誘ルート”は尽きます。
月々のセミナー代や移動費でリボ払いは7万円超え。
「グループに相談したら、“それは甘え”“マインドが弱い”って一蹴されました」

もはや生活のためにバイトを掛け持ちしながらも、インスタでは“自由な自分”を演じ続ける…。
現実と理想のギャップが、Kさんの心をじわじわと蝕んでいったと語ります。


■そして現在──残ったものは?

「今はもう完全にやめました。SNSもログアウトして、大学の単位を取ることに集中してます。」
残ったのは、借金と失った信頼。
「親友には未だに謝れていません。投稿も消す勇気がなくて、残ったままです。」

──“自由な人生”を手に入れるはずだったKさんが、たどり着いたのは“自分を信じられない今”でした。


■編集後記:ネットワークビジネスは悪なのか?

最後に、Kさんの言葉を紹介します。

「ネットワークビジネスがすべて悪いとは思いません。でも、“信頼”や“時間”を代償にしてまでやるものか?と言われたら、僕は“NO”と答えます」
「本当に自由になりたいなら、まずは現実とちゃんと向き合う力が必要だったんだと思います」

キラキラの裏に潜む、リアルなリスク。
これから副業を考える学生や若者に、届いてほしい実話です。


■本当に自由になりたい人へ|あなたに必要なのは“正しい知識”です

Kさんのように、「自由になりたい」という気持ちは間違っていません。
でもその一歩を踏み出すには、正しい知識と選択が必要です。

このブログでは、実話ベースで学べる“マネーリテラシー”をテーマに、今後もリアルな記事を発信していきます。

次回は「年収1,000万円の男が老後破産した話」をお届け予定です。お楽しみに。

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